下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)
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下垂体腺腫(かすいたいせんしゅ)
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下垂体は大きさ7-8 mmの非常に小さな脳組織です。いくつかの大切なホルモンが産生され血液の中へ分泌されています。下垂体腺腫はこの下垂体の一部の細胞が腫瘍化したものです。一般的には良性であり、他の部位に転移したりすることはありません。
下垂体腺腫は、ホルモンを過剰に分泌するものと、ホルモンを分泌しないものに分けられ、症状や経過に違いがみられます。 - ホルモンを分泌しない下垂体腺腫
- ホルモンの過剰分泌を伴わないため、症状が出にくく、腫瘍がかなり大きくなって発見されることが少なくありません。下垂体のすぐ上には視神経がありますので、下垂体腫瘍による視神経の圧迫で両方の外側が見えにくくなることがあります。また下垂体腫瘍の中に出血すると非常に強い頭痛を生じることもあります。腫瘍が大きくなり、正常下垂体組織が圧迫されると、ホルモンの分泌が低下し、男性で性欲減退、勃起不全、女性は月経不順、無月経などが現れ、疲れやすくなります。
- ホルモンを過剰に分泌する下垂体腺腫
- ホルモンの過剰分泌に伴う各種の症状(腺腫の種類によって異なる)が現れます。
- プロラクチン産生腺腫:月経不順や無月経
- 成長ホルモン産生腺腫:巨人症
- 副腎皮質刺激ホルモン産生下垂体腺腫:肥満(手足に比べて顔、胸や腹部が太ります)
- 甲状腺ホルモン産生腺腫:バセドウ病
- ホルモンを過剰に分泌する下垂体腺腫によっては薬物治療で症状が改善することもあります。ホルモンを分泌しない下垂体腺腫の治療の原則は摘出手術です。
下垂体腺腫とは
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(目次)
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