前頭部、側頭部、こめかみ、目の奥、顔面の痛み
頭痛の原因 目次
前頭部、側頭部、こめかみ、目の奥、顔面の痛み
頭部の前側に痛みを感じている場合に、考えやすい原因をまとめました。
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(1)片頭痛
拍動性にズキンズキンと痛みます。
片側であることが一般的ですが、両側の場合もあります。
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(2)緊張型頭痛
後頭部を中心に生じることが一般的ですが、両側の側頭部を中心に、ぎゅーっと締め付けられる痛みも多くなります。
歯ぎしり、歯の食いしばり、ストレスなどが影響します。
(3)帯状疱疹
片側の前額部からこめかみに鋭い激痛を感じます。
痛みから数日遅れて疼痛部位に一致した発疹がみられると、診断がつきやすくなります。
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(4)三叉神経痛(さんさしんけいつう)
片側の頬部、下顎部を中心とした電撃痛を感じます。
食事や会話で痛みが誘発されます。
(5)副鼻腔炎、歯性上顎洞炎
眉の上、鼻根部、頬部の鈍痛を感じます。
頭を下にすると痛みが誘発されます。
歯性上顎洞炎は、上の歯の歯根部の炎症です。
上の歯を叩くと痛みが走ります。
症状が頭痛単独の場合もありますが、頭痛だけではなく、意識障害や手足の麻痺、言語障害、血圧上昇、発熱など他の症状も同時にみられる場合には、特に疑います。
特に目の奥を中心とした痛みを自覚している場合
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(1)群発頭痛
片側目の奥がキリキリ、えぐられるような痛みを感じます。
かなりの激痛で、じっとしていられません。痛みと同側に涙や鼻水が出ます。
ほぼ毎日、数十分~数時間持続します。
夜間や明け方など、決まった時間に発生することが多くなります。
2週間~2,3か月続く群発期を、半年~数年おきに繰り返します。
(2)眼科疾患(急性緑内障発作など)
その他、眼科疾患によって引き起こされる痛みが考えられます。
頭痛外来で医師にご相談ください
頭痛には、頭痛以外に特に目立った症状のない一次性頭痛(=慢性頭痛)と、
何か病気があってその症状の1つとして頭痛がみられる二次性頭痛の2つに大きく分類されます。
二次性頭痛は命に関わる疾患の症状である可能性が高いため、自己判断せず、頭痛外来をご受診ください。
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